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春は発陳の季節!

[2021.03.31]

すっかり春になりました。

福井では桜も満開で見頃を迎えております。

 

日差しも春の温かさを感じ、店頭では牡丹の芽が日に日にグングン伸びてきています。この牡丹、数年前に生薬問屋さんから1本の苗木を頂いて鉢植えしたものですが、毎年大きくきれいな花を咲かせ、今年で4年目になります。年々株も大きくなり、今年はどんな花を咲かせてくれるのか、とても楽しみです。

牡丹は鑑賞するにも楽しみがありますが、その根皮を牡丹皮といい、生薬としても役立ちます。主な働きには次のようなものがあります。

①活血化瘀(かっけつかお) 血液の流れの滞りを解消し、痛み(月経痛・打撲・腹痛・便秘・虫垂炎など)を改善します。

②清肝火(せいかんか) ストレスによる肝臓の火熱を冷まし、熱感・頭痛・目の充血・口渇・月経不順などを改善します。

③清熱涼血(せいねつりょうけつ) 血液にこもった熱を冷まし、夜間発熱・鼻出血・皮下出血・吐血・月経前発熱などを改善します。

私達は身の回りの生き物の力をお借りして、私達の心や身体の悩みを克服できることに、ただ感謝の念を抱くばかりです。自然の生き物は自然の流れの中で生き、育ち、還る(かえる)もの…、私達人間もその自然の一部であるからこそ、牡丹皮の恩恵を受けられるのでしょうね。

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